★争族になりやすい可能性は?

これまでの経験から、争続に発展するおそれのある場合を何点か羅列してみました。試しに数えてみてください。それでは軽く前半のチェックから

 

  • 相続人の数が多い(6人以上いる)
  • 生前から親子の関係がうまくいっていなかった
  • 兄弟姉妹の関係が希薄で、普段から付き合いがない
  • 離婚や再婚に伴う、先妻の子や養子にした後妻の子がいる
  • 本妻以外に認知した実子がいる
  • 相続人間の財産格差が大きい
  • 財産に占める現金や預金の割合が低い
  • 相続人の中に極端な自己主張する人がいる
  • 遺産分割協議などにおいて主体的な立場の人がいない
  • 相続人の中に必要以上に口出しをする配偶者がいる

とりあえず10点ほどを書いてみましたが、気になる項目がありましたか?

 

 

1つ2つ、該当する方は珍しくはないと思います。心配しないでください。それでは続けて後半のチェックです。 

 
  • 全く連絡のとれない所在不明の相続人がいる
  • 未成年者である代襲相続人がいる
  • 被相続人(亡くなられた人)の行っていた事業を承継する後継者が決まっていない
  • 財産の中に賃貸用の不動産資産がある
  • 財産の中に経営してきた自社の株がある
  • 遺言書を残していない
  • 争続をさけるために遺言書を作成したが、書かれた内容が余りに極端な分け方になっている
  • 遺言書の記載が抽象的な表現なので、具体的にどの財産を示しているのかが特定できない
  • 生前における被相続人に対しての貢献度に大きな差がある
  • 住宅資金や留学費用など、生前贈与を受けた金額に大きな差がある

いかがでしょうか?


1つも当たらないという方は珍しいかと思います。ただ、大げさな言い方をすれば、1つでも該当する場合には少なからず危険性があります。


専門家の視点からすれば、前半後半で合わせて5つ以上にチェックがはいる場合には、現実的に争続になる危険性が高いと判断されます。 


多くに該当する場合には、生前中の早い時期から対応を考えておく事が大切です。

 


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